
突発性難聴で片耳が聞こえなくなった。
ネットで調べて見ると「クロス補聴器がオススメ」って書いてあるけど、実際のところ、効果はあるのかな?
値段や評判についても詳しく知りたい!

こういった疑問や不安に応える記事です。
本記事でわかることは下記のとおり。
☆クロス補聴器のメリット・デメリット
☆クロス補聴器の評判
私は中学生の時に「真珠腫性中耳炎」で右耳の聴力を大きく失いました。

そのため、これまで様々な補聴器を使用してきました。
今使っている補聴器は「耳掛け型」のタイプになりますが、「クロス補聴器」も実際に使ったことがあるので、その経験を元に解説します!
クロス補聴器って?
「クロス補聴器」という言葉。聞いたことがない方も多いのではないでしょうか。
クロス補聴器とは、「難聴の耳で聞いた音」を電波によって「聞こえの良い耳」の方に飛ばすことで、聞こえを改善するという補聴器になります。

難聴の耳で聞こえた音を拡大したり・調整したりする「従来の補聴器」とは少し違うタイプ!
クロス補聴器の大きな特徴は「片耳が失聴している場合」でも効果があることです。
従来の補聴器では、音を拡大・調整して聞くのが一般的だったため、片耳が全く聞こえない状態では、効果はありませんでした。
しかし、クロス補聴器の場合は、「聞こえの悪い耳で拾った音」を「聞こえの良い耳」で聞くため、片耳失聴の方でも大きな効果を感じることができます。

「突発性難聴」や「聴神経腫瘍」で片耳の聴力を失った方にも効果があるのね!
クロス補聴器の価格相場
クロス補聴器は、難聴の耳に装着する「送信機」のようなものです。
そのため、クロス補聴器を使用する際は、受診する役割として正常の耳にも、一般の補聴器を付ける必要があります。

要は2つの補聴器が必要になるよ
各補聴器店のホームページと利用者の口コミを参考に価格の相場を出してみました。
※あくまでも目安となります。
一般的な補聴器の相場⇒約15万〜35万円
合計で、約25万~45万円くらいでしょうか。
一概に言うのは難しいですが、こちらがクロス補聴器を購入するにあたって必要な金額になります。

結構高いのが現実。。。
クロス補聴器はレンタル可能?
結論からいうと、レンタル可能です。
実際に私も1ヶ月半ほどレンタルで使用しました。結果的には「耳掛け型」の補聴器を購入したのですが、レンタルでも十分に効果を感じることはできます。
ただし、クロス補聴器を置いていないお店も多いです。
レンタルを希望する場合は、お店がクロス補聴器を取り扱っているか、確認してみるのがオススメです。

確認は必須ですね!
片耳難聴と助成金について
残念ながら、補助金対象の補聴器の中に「クロス補聴器」は含まれておりません。
そのため、基本的にクロス補聴器を購入にあたり、助成金を受け取ることはできません。
しかし自治体によっては、障害者手帳に該当しない人・障害者自立支援法を受けられない児童に対して、助成金を支給しているところもあります。
こちらの場合は、クロス補聴器でも対象可になっていることが多いです。

詳しくは、各自治体のホームページや補聴器店に問い合わせてみましょう。
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クロス補聴器のメリット
ここからはクロス補聴器を利用するメリットをご紹介します。

重要だから真剣に聞いてね!
難聴側の音を聞くことができる
クロス補聴器を利用すると、聞こえない耳の方向から話をかけられても、会話の内容を理解することができます。
もっとざっくり言うと、【聞こえない方向がなくなる】ということです。
片耳難聴だと、電車・会議・車・映画館の座席など「座る位置や立ち位置」を気にしてしまいますよね。
その心配がなくなるのです。

片耳難聴者にとって大きなメリット。
「無視された」「なんで聞いていないの?」などといった誤解を招くことが少なくなるでしょう。
また、日頃から常に立ち位置を気にしたり、首を傾けたりする必要がないのは嬉しいですよね。
複数人との会話がしやすい
クロス補聴器を利用すると、難聴側の会話も理解できるため、必然的に「複数人との会話」がしやすくなります。
特に「友達との雑談」「会議での聞き取り」には大きな効果を期待できるかもしれません。

もちろん個人差はありますよ!
危険の察知ができる
メリット3つ目は「危険の察知」ができることです。
クロス補聴器を付けることで、自転車や車などが近づいている音も拾えるようになります。
片耳難聴のせいで、自転車に乗ったり・人が多い場所にいるのが苦手だったという方には、とても効果があるかもしれません。

運転時に付けるのも効果的!
騒がしい場所での聞き取りが改善
【片耳難聴で最も困ることは何ですか?】という質問で、最も多い答えが「騒がしい場所での聞き取り」です。
片耳難聴では、カクテルパーティー効果が期待できないため「飲み会」「ディスカッション」「雑談」に苦労する方は多くいます。
クロス補聴器を付けることにより、聞き取れる範囲が広がるため、苦手としていた「騒がしい場所での聞き取り」がしやすくなります。

ただ、賛否両論あるみたいです。
実際に試聴し、有効かどうかを見極めましょう。
クロス補聴器のデメリット
続いて、デメリットについてご紹介します。
音の方向性・距離感が分かりづらい
クロス補聴器を使用すると、ほとんどの音を「聞こえの良い耳」で聞くことになります。
そのため、左右のバランスが取りづらいという難点があります。
音の方向性・距離感の特定という面では、あまり効果がないのが特徴です。
片耳難聴で「音の方向性」で困っている場合は、従来の補聴器を検討する方が良いかもしれません。

目的によって利用価値は異なる。
電池の消耗が早い
クロス補聴器は、常に受信側の補聴器と通信を行っているため、電池の消耗が比較的早いと言われています。
スマートフォンとは違い、補聴器は充電式ではなく、電池の交換が必要となってきます。
電池代が結構かかることになります。
価格が高い
クロス補聴器を利用するにあたって必要になる価格の相場は、約25万〜45万円です。
もちろんメリットも多いので、人によっては安いと感じる方もいるでしょう。
一方で、補聴器は精密機械であり、一生使えるものでもないため、約5年おきに購入する必要が出てきます。

費用面では、なかなか大変かも。
クロス補聴器の評判(口コミ)
ネットやSNSを使って「クロス補聴器の評判」をまとめてみたので、ご参考ください。※こちらで解釈した後、記載しております。

接客業で、お客様からの呼びかけに気づけるようになった

効果はあるけど、慣れるまでにかなりの時間がかかる!

外食時に席位置を気にしなくて良いのはかなり楽だね

健聴の時に比べると少し落ちるけど、結構聞き取りやすいですね。

子どもが気に入ってる!

値段が高すぎる。いつまで耐えれるか不安ですね。
まとめ
本記事では、クロス補聴器の特徴や価格相場、メリット・デメリットについて解説しました。
クロス補聴器は比較的新しい補聴器で、まだまだ認知度も高くありません。
しかし最近では、徐々に利用者数も増え、これからますます需要が高まっていくでしょう。
まずはお試しで聞くのがオススメ!
少しでも日常生活が快適に送れると良いですね♪

最後まで見ていただき、ありがとうございます。
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