聴覚における障がい者手帳 片耳難聴って取得できないの??

難聴ブロガーのなんちです!

今回のブログでは聴覚における「障がい者手帳」取得の基準と現状についてご紹介します!

Twitter等で「片耳難聴は障がい者手帳は取得できるの?」という声を多数見たので、まずはそちらについて回答させていただきます。

結論からいうと、残念ながら片耳難聴では障がい者手帳の取得はできません。私も右耳が重度の聴覚障がいを持っておりますが、左耳の聴力はほぼ正常であるため取得できませんでした。

ただし片耳難聴の場合、もう片方の聴力が一定の数値を超えた場合には取得できます。

以前のブログでもご紹介しましたが、我が国日本の推定難聴者数は約1千万人程度とされ、その中で聴覚障がい者(手帳取得者)は約36万人です。難聴持ちでも障がい者手帳を取得できない人がいかに多いのかが分かります。

聴覚における身体障がい者程度等級表

厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/0000172197.pdf

聴覚障がいには2級・3級・4級・6級の等級があります。上記の表を見ると、日常会話が非常に困難でない限り障がい者手帳の取得は難しいのが分かります。聴力レベルについては以下の表をご覧ください。

難聴の程度は主にdb(デシベル)によって分けられています。※db(デシベル)とは音の強さを表す単位のことです。

正常     0db〜25db(時計の秒針・ささやき声)
軽度難聴   25db〜40db(小さな声)
中程度難聴  40db〜70db(通常の会話・チャイム)
高度難聴   70db〜90db(大きな声・掃除機)
重度難聴   90db〜130db(クラクション・サイレン・電車の音)

片耳難聴者である場合は、聴こえの悪い耳の聴力が90デシベル以上そしてもう片方の耳の聴力が50デシベル以上であれば、6級を取得するすることが可能です。もしくは語音明瞭度が50%以下であれば4級に該当する可能性もあります。

片耳難聴者は世の中にたくさんいます。しかしその大多数は障がい者手帳を持つことはできておりません。医療費や補聴器などは全て自費であることに加え、日常会話での聞き取りにくさ・仕事選びなど多くの場面で苦労しているのが見受けられます。確かに全ての片耳難聴者に対し障がい者手帳の取得を可能にすることで、数千億円の予算が必要となり財源面で厳しくなるのが現状です。なかなか理解されにくい障がいである「難聴」。片耳難聴者を含め難聴者が少しでも暮らしやすい世の中の実現を可能にするのは決して簡単なことではないのかもしれません。

【補足】聴力検査は主に、「純音聴力検査」と「語音聴力検査」の2種類があります。障がい者手帳の申請にあたっては原則両方の聴力検査を実施します。「純音聴力検査」は皆さんも一度はやったことのある「ぴーー」「ぷーー」などの音がした際にボタンを押す聴力検査のことです。この検査は周波数ごとの聞こえを確認することができます。それに対して「語音聴力検査」とは言葉の聞き取りの検査です。聞こえてくる「あ・き・さ・た」などの言葉に対して20文字中、何文字正解したかをパーセンテージで表したものが「語音明瞭度」です。

 

 

最後になんちの一言!

日本の障がい者手帳の基準。とても厳しいですよね。難聴者の多くが仕事等で様々な悩みを抱えているのが現状です。実際に聴覚になんらかの障がいを持っている人は離職率が高いのも特徴です。手帳を取得することができない限りは、障がい者手帳を用いての就職はできませんからね。

それでは次回またお会いしましょう!
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