【片耳難聴は障害者手帳に該当?】聴覚における身体障害者の基準について

Disability-certificate-certification 片耳難聴
☆片耳難聴って障害者手帳の取得はできるの?

☆聴覚における手帳取得の基準を知りたい

☆片耳が聞こえないんだけど、補聴器の助成金って貰えるのかな?

このような悩みを抱えている方はきっと多いはず。

私は片耳が聞こえない難聴者として十数年間生きてきました。

そんな私のもとに「片耳難聴でも障害者手帳は取得できますか?」という質問がよく寄せられてきます。本記事では、そんな疑問にお応えします。

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片耳難聴でも障害者手帳の取得は可能?

結論から言うと、残念ながら障害者手帳の取得はできません。

片耳が全く聞こえない(失聴の)ケースにおいても、厚生労働省が定めている身体障害者手帳の取得基準には該当しません。

私も右耳が重度の聴覚障害を持っておりますが、左耳の聴力はほぼ正常であるため、申請すらできませんでした。

ただし、もう片方の聴力が一定の数値を超えた場合には取得できる可能性があります。

「日本は障害者手帳取得の基準が厳しすぎる」という声もよく見かけます。○○河内さんの件もあって、さらに厳しく管理されていますね。

身体障害者程度等級表(聴覚)

Disability certificate

聴覚障害には2級・3級・4級・6級の等級があります。

上記の表を見ると、日常会話に著しく支障をきたすほどの聴力でない限り、障害者手帳の取得は難しいのが分かります。聴力レベルについては以下の表をご覧ください。

正常 0db〜25db(時計の秒針・ささやき声)
軽度難聴 25db〜40db(小さな声)
中等度難聴 40db〜70db(通常の会話・チャイム)
高度難聴 70db〜90db(大きな声・掃除機)
重度難聴 90db〜130db(クラクション・サイレン・電車の音)

片耳難聴の場合は?

片耳難聴者である場合は、聞こえの悪い耳の聴力が90デシベル以上、そして、もう片方の耳の聴力が50デシベル以上であれば、6級を取得するすることが可能です。

もしくは語音明瞭度が50%以下であれば4級に該当する可能性もあります。

つまり、片耳が完全に聞こえないケースでも、もう片方の聴力が49dB以下であれば、該当しないのです。

片耳難聴者は世の中にたくさんいます。一方で、その大多数は障害者手帳を持っておりません。

手帳を所持している場合は、「税金の減免」「補装具費支給制度」「特別障害者手当・障害福祉手当の支給」「運賃の割引」「NHK放送受信料・公共施設等の入場料の割引」などの制度を利用することができます。

片耳難聴者の場合は上記の制度に加え、障害者雇用で就職をすることもできないため、困っている人も多いのが現状です。

基準に該当しない3つの理由について

障害者手帳の基準

片耳難聴では障害者手帳を取得できない理由を考えてみました。ここからは個人的な見解になりますので、ご理解ください。

日常生活に大きな支障はないから

いやいや。それは「おかしいだろぉ」と言いたくなる気持ち分かります。

「片耳難聴」って周囲からなかなか理解が得られず、日常生活や仕事において困ることが多いですよね。

その一方で、多くの片耳難聴者が健聴者と共に仕事をしていることから、日本ではあまり問題視されていないのが現状です。人によっては「片耳難聴」であることに不便さを感じていないという人も。

世間一般には「片耳難聴」が深刻な障害とは捉えられていないということが一つ目の理由です。

財源面での問題?

世界では約5億人もの難聴者(聞こえの悪い人)がいると言われています。

そして我が国日本の推定難聴者数は約1千万人程度とされ、その中で聴覚障害者(手帳取得者)は約36万人です。

もし仮に手帳の基準を下げ、数百万人が手帳を取得できるようになれば、数千億円という費用が発生します。もちろん、聴覚のみならず「視覚障害」「肢体不自由」なども同様のことが言えるでしょう。

お金の面を考えると、現実的でないことが分かるΣ(゚д゚lll)

手帳の効果が薄くなる?

基準を下げることで、日本では数百万人、場合によっては数千万人が障害者手帳を所持することになります。

現在、何らかの障害を有している人は国民の7.4%です。(2019年12月)この数値が増えれば増えるほど「障害者手帳」の意味合いも大きく変わってきます。

簡単に取得するようになれば、手帳を用いての就職活動・その他、公共交通機関等の各種割引などのサービスの内容も変わってくるかもしれません。

一概に「基準だけを下げることが良いこと」とは言い切れない。

以上が私が考える「片耳難聴」では障害者手帳を取得することができない理由です。

私も十数年「片耳難聴者」として生きてきたので、「手帳があればなぁ」という考え方は何度もしてきました。しかし難しいのが現実です。

大切なのは「難聴」などの病気や障害に対する、思いやりのある社会づくりです。

「片耳難聴」の認知度向上のためにも、どんどん情報を発信していきましょう!

コメント

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