【片耳難聴者に補聴器は必要?】装着の効果について【所持率と満足度は?】

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日本では「耳掛け型の補聴器」「クロス補聴器」「集音器」など、聞こえを補助するための機械が数多く販売されています。

しかし補聴器の効果には個人差があり、難聴者の中には付けるべきかどうかについて、迷っている方も多いのではないでしょうか?

ここでは、片耳が感音性難聴(90dB)の私が、実際に補聴器を装着したうえで感じた補聴器の効果とメリット・デメリットについてご紹介します。

本記事では、耳かけ型の補聴器を使用している私の意見のみを紹介しているため、個人的な意見として参考にしていただければ嬉しいです。※クロス補聴器の意見は反映しておりませんのでご注意ください。

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片耳難聴者の補聴器所持率は?

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まず、補聴器の効果についてご紹介する前に、片耳難聴者約200名を対象に行った「補聴器所持率」のアンケート結果を見てみましょう。

補聴器所持率

所持している人 16.7%
所持していない人 83.3%

所持していない人が圧倒的に多い!

所持していない人の理由TOP3については下記の通りです。

  1. 値段が高いから
  2. そもそも検討したことがないから
  3. 効果が期待できそうにないから

一方で所持している人の満足度はこちらです。

補聴器の満足度

補聴器を使用していることに満足感を抱いている人もいる一方、購入はしてみたものの、使い心地の悪さから、効果を感じることができなかった人も一定数いるというのが分かります。

片耳難聴者が補聴器を付けるメリット

ここからは、片耳難聴者で実際に補聴器を持っている私自身が、補聴器を使用した経験を元に、補聴器を付けるメリットとデメリットをご紹介します。

私の難聴について
難聴になった時期⇒中学生頃
種類⇒感音性難聴
補聴器⇒耳掛け型(15万円程度)
聴力⇒右耳90dB・左耳は正常

音の方向性をつかみやすくなる

片耳難聴者が困ることの一つに「音の方向性や距離感が認識しにくい」ということが挙げられます。例えば車が近づいてくる方向が分からなかったり、着信音の場所が分からなかったりすることがあります。

補聴器を付けるようになると、難聴側の耳からも音を聞くことができるようになるため、方向感覚を特定しやすくなります。

自転車や車に乗っている時、待合室で待機している時、騒がしい場所などにおいては非常に便利だと実感しました。

失聴していな限り、方向性や距離感を特定する上では効果あり。

難聴をアピールできる

見た目では分かりづらい「難聴」をアピールするには、補聴器というのは十分に有効な手段といって良いと思います。

難聴はカミングアウトしても忘れられてしまうケースってかなり多くありますよね。

補聴器を付けていると、相手に聞こえが悪いということを伝えることができます。しかし、これは人によってデメリットと感じる場合もあるでしょう。

「補聴器が目立つのは嫌!」という方は、黒色や肌色の補聴器を使用するのが良いかもしれません。

騒音下でも聞き取りやすくなる

私の場合は、騒がしい場所での聞き取りが改善されました。ここでいう聞き取りが改善されるというのは、付けない場合に比べてという意味です。

飲み会や会議などにおいて、これまでなら聞こえなかったであろう会話の内容も理解できることがありました。

中には補聴器を付けることでかえって雑音が気になり、聞こえにくくなるという意見もあります。人によって個人差はありますが、騒音下での聞き取りが改善するケースもあります。

片耳難聴者が補聴器を付けるデメリット

人の声に違和感がある

これは補聴器を片耳に装着するか、あるいは両耳に装着するかによって大きく変わってきます。

私の場合、片耳のみに装着しているので、左右で聞こえる音に対して微妙な誤差(ずれ)が生じます。

健聴である左耳には肉声が聞こえ、補聴器を付けている右耳には機械を通して入ってきた声が聞こえてきます。

そのため、人の声に対してちょっとした違和感を覚えることもあります。同様に自分の声に対しても違和感を覚えることもあります。

語音明瞭度は上がらない?

「音が聞こえる」と「言葉が聞き取れる」というには大きな違いがあります。語音明瞭度とはその言葉の聞き取り能力のことを表します。

感音性難聴のように「内耳」「音を脳に届ける部分」に障害があるケースでは、補聴器で聞こえる音を大きくしたとしても、言葉の聞き取りに関しては改善されないことも多いのが特徴です。

分かりやすく文字に置き換えると、こんな感じで少しだけ聞き取れる言葉が増えるといった感じです。

「こ×に□〇」⇒⇒⇒「こ×にち〇」

伝音性難聴の場合は補聴器が効果的なケースも多いですが、「内耳」や「聴神経」に障害がある感音性難聴の場合においては、効果を十分に期待できないこともあります。

お金がかかる

一般的に片耳難聴では障害者手帳取得基準に該当しないため、公的支援などを受けることはできません。

補聴器はとても高額な商品のため、自費となると大きな負担を感じるという人も少なくないでしょう。

それに加え、補聴器の寿命は5年程度。その度に買い替えるとなると、金銭的に厳しいという意見もあると思います。

コメント

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