どうも難聴ブロガーのなんちです(^^♪
今回は【聴覚過敏 オススメの対策2選】というテーマでお話します!
YouTubeでの解説は⇒こちら
聴覚過敏の対策について
聴覚過敏って本当にしんどいですよね。
日常のあらゆる音が不快に感じられ、生活するだけでも多くの苦労を伴います。
私も人生で2回ほど、どちらも短期間ではありますが「聴覚過敏」に苦しむことがありました。
元々右耳がほとんど聞こえない私ですが、正常の耳とは逆の左耳に聴覚過敏を患ったので、日常生活も仕事においても、多くの支障をきたすことになりました。
今回のブログでは、自身の経験を基に「聴覚過敏に関する知識」と「オススメの対策」についてご紹介します。
聴覚過敏とは
「聴覚過敏」とは周囲の音が我慢できないほど大きく聞こえたり、響いたりする状態のことを言います。
程度や聞こえ方は人によって異なりますが、日常生活の多くの場面で音に対して苦痛を感じるようになります。
(例)掃除機・ドライヤー・トイレを流す時の音・会話・エアコンの音・子供の泣き声・鼻すすりなど
聴覚過敏の原因
❶内耳・耳小骨が原因の場合
突発性難聴やメニエール病・顔面神経麻痺などが該当
❷脳が原因の場合
てんかん・偏頭痛・自閉症・ADHDなどが該当
❸ストレスの蓄積が原因の場合
ストレスや疲労の蓄積などにより、自律神経が乱れることで発症することもあります
聴覚過敏への対策
聴覚過敏の厄介なところが、ネットで調べても本を読んでも、効果的な対処法についての情報はあまり載っていないことです。
原因を特定して、それに向かって治療を行うことが、「聴覚過敏」という症状を緩和させるうえで最善の方法はでありますが、今の医学において「明確な治療法」はなく、なかなか難しいのが現状です。
そこで、今回のブログでは自身の体験談も踏まえ、症状を緩和させるための「オススメの対策2選」をご紹介します!
防音具を利用しよう
1つ目は防音具を利用することです。
聴覚過敏の対策グッズとして、主に次の3種類が挙げられます。
- イヤーマフ
- ノイズキャンセリングイヤホン
- デジタル耳栓
1.イヤーマフ
「イヤーマフ」というのは、ヘッドフォンのような形状をしている防音具であり、周囲の雑音を遮断してくれる効果があります。
商品によって多少違いはありますが、比較的、低い音から高い音までの幅広い音域の音を遮断できるのが特徴です。
このように見た目はヘッドフォンと似ていますが、遮音効果は通常のヘッドフォンと比べ約2倍程度あると言われています。
2.ノイズキャンセリングイヤホン
ノイズキャンセリングイヤホン(ヘッドフォン)とは、その名の通り、騒音を打ち消すイヤホンのこと言います。
仕組みは少しややこしいんですが、搭載されたマイクによって集められた騒音がデジタル信号化され、騒音を分析します。
そして、その騒音に対して正反対の音波を流すことで音波同士が打ち消し合って騒音が除去されるという仕組みになっています。
以前は有線タイプのものが多くありましたが、今はブルートゥースで接続できるワイヤレスのイヤホンも増えてきています。
3.デジタル耳栓
「デジタル耳栓」とはノイズキャンセリングの機能がある耳栓のことを言います。
先ほどのノイズキャンセリングイヤホンは音楽を聴くことが出来るのに対して、こちらは音楽を聴くことの出来ないバージョンのイヤホン(耳栓)と思っていただくのが一番イメージしやすいかもしれません。
周囲に協力を求めよう
聴覚過敏へのオススメの対策、2つ目は「周囲に協力」を求めることです。


もちろん、全ての人に分かってもらうというのは現実的に無理な話と言っていいでしょう。
しかし、家族・部署の仲間・学校の先生など、特定の人物だけでも理解してくれる人を作ることができれば、状況を少しは改善することができます。
私が実際にやったこと
まず、左図のような「クッションテープ」を家のあらゆる扉に付けました。
特に私の場合、家の構造上の問題でもあるかもしれませんが、扉を閉める時の音が非常に不快に感じることが多くありました。
この「クッションテープ」のおかげで、扉を閉める音を最小限に抑えることができました。
そして右図のように、リビングに行くときに使う扉には「静かに閉めてください!」の張り紙を貼りました。
少し古いやり方ではありますが、人と暮らすうえでは、こういった方法で少しでも協力してもらえる環境を作ることが大切です。
他にはテレビの音量を小さくしてもらったり、ドライヤーをかけるときには必ず浴室のドアを閉める。
エアコンは強風ではなく弱風。症状が特に酷い時には、一人だけ別の部屋で夕食を食べることもありました。
また家族だけなく、会社の同僚や学校の先生に理解を求めることも大切です。
職場でのノイズキャンセリングイヤホンの使用許可をとったり、場合によっては「席位置」を配慮してもらったり、学校においては机やイスにテニスボールを付けてもらうことで、対策をすることができます。
保護用シールを利用しよう
そして「聴覚過敏」への理解を広めるために、聴覚過敏保護用シンボルマークというのがあります。
見た目では分かりづらい「聴覚過敏」に対して、少しでも理解してもらうために、このようなマークやバッジなどを使用するのも非常に効果的と言えるでしょう。
ダウンロードは⇒こちら
最後になんちの一言
私も経験ありますが、「聴覚過敏」は本当にしんどいです。
その一番の原因は、自分だけでは対策をすることが出来ず、周囲の協力が必要不可欠だからと言っていいでしょう。
少しでも聴覚過敏の理解が広まり、過ごしやすい世の中になると嬉しいですね!
それでは次回またお会いしましょう!
YouTube⇒ なんちの片耳難聴学
Twitter⇒こちら


コメント
[…] […]