【片耳難聴と音の方向性・距離感】日常生活における不便さとは?

片耳難聴

片耳難聴って何かと不便ですよね。

もう片方の耳が正常であれば、障害者手帳を取得することも出来ないため、健聴者と同様に日常生活や仕事を行う必要がでてきます。

私も中学生頃に右耳の聴力を大きく失い、これまで片耳難聴者として辛い経験も数多くしてきました。

そこで今回は、十数年間、片耳難聴者として生きてきた経験とたくさんの片耳難聴者とお会いしてきた経験から【片耳難聴と音の方向性】というテーマでお話をします。

下記のような悩みを持っている方は必見です。

どうして音の方向性や距離感が分かりづらいの?

日常生活でどんなことに困る?

具体的な対策について知りたい!

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【片耳難聴】音の方向性と距離感

片耳難聴(別名:一側性難聴)とは、左右どちらかの耳が聞こえないor聞こえづらい状態のことを言います。

「もう片方が聞こえるなら良いのでは?」と感じるかと思いますが、片耳が聞こえにくいことで、日常生活の様々なところで支障をきたすことになります。

一般的に「片耳難聴者」が苦手としていることは以下の通りだと言われています。

1.聞こえの悪い耳側からの聞き取り
2.騒がしい場所での聞き取り
3.音の方向性や距離感の特定

他にも数多くありますが、上記のことが原因で、日常生活・仕事・人間関係において深い悩みを持っている「片耳難聴者」も多いのではないでしょうか?

今回はその中でも「音の方向性や距離感が分かりづらい」に焦点を当て、片耳難聴者として十数年間生きてきた私の意見も踏まえ「片耳難聴者」の困りごとについて見ていきましょう!

どうして耳は2つあるの?

みなさんは耳が2つある理由を説明できますか?

「明確な理由」は明らかになっておりませんが、一般的には以下の2つだと言われています。

1.音の方向性や距離感を特定するため
2.騒がしい場所で自分に必要である音を聞き分けるため(カクテルパーティー効果)

耳が2つあることで、左右で音の大きさが異なって聞こえるため、音源の方向性や距離感を無意識のうちに特定することができるのです。

また同時に、会議やパーティー・飲み会などの騒がしい場所においても、自分が聞きたいと思う特定の音を拾うことができるのです。

しかし、これは両耳が正常の場合に限ります。「片方の耳」が聞こえにくくなると、上記のことが非常に難しくなるのです。

では、音の方向性・距離感が分かりづらいことで日常生活にどのような支障をきたすことになるのでしょうか?

日常生活における不便さ

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呼びかけに反応できない

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音の方向性・距離感が分かりづらいと、呼びかけに反応しにくくなります。

呼びかける人物が「どの場所から、誰に向けて」言葉を発しているのかが分かりづらいため、瞬時に反応できないのです。

特にザワザワした環境になると、一周くるりと回って、その音源を確認することになるでしょう!

作業に集中していて気づけないことがあると「無視された」と思われる可能性があるのは辛いですよね。「片耳難聴者」が接客業を不安視している理由の1つに挙げられるかもしれません。

事故を引き起こすことも

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音の方向性・距離感が分かりづらくなると、車がどの方向から来ているのかが判断しにくくなります。

Twitterのフォロワーの中には、車が近づいていることが分からず、事故に遭遇しそうになったという人も見受けられました。

また運転中に緊急車両のサイレンが鳴った時は、焦ることもあります。

もちろん視覚での確認は全員必須ですが、人一倍確認をする必要があるのかもしれません!

着信の音源が分かりづらい

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片耳が聞こえにくいことで、スマートフォンや電話機などの着信音の場所を特定するのが難しくなります。特に会社においては、人一倍気を遣うことになり、案外大変です。

よく音の方向性や距離感が分かりづらいことを「音の厚み」や「音の立体感」を感じられないと表現したりもします。

アラーム音・タイマー音なども同じです。

音源が分かりづらいことで、大きなトラブルを引き起こすことはあまりありませんが、多少の不便さは感じるかもしれません。

チームスポーツが難しい?

音の方向性や距離感が分かりづらいと、チームスポーツをしている際、見方からの指示を聞き逃してしまうこともあるでしょう。

特に動きの激しいサッカーやバスケットボールなどのようなスポーツでは、様々な方向に動くため、片方の耳しか聞こえないと不自由な点は多いかもしれません。

一瞬の判断が求められるスポーツ。片耳難聴者の中には、苦い経験を味わった方も少なくないのではないでしょうか。

具体的な対策について

「音の方向性や距離感」を特定しやすくするには「補聴器の装着」が有効です。

「補聴器」は軽度から中度難聴の人に効果的であると一般的には言われますが、音の方向性や距離感を認識するという点においては、高度(重度)難聴者でも可能だと個人的には思います。

私は片耳の聴力が90dB程度(高度難聴)ですが、補聴器を装着することで、音源の特定はかなりしやすくなりました。

耳が遠くなった親御さんがいらっしゃる方へ「みみ太郎」

とは言っても、補聴器の効果にはかなり個人差があります。残念ながら「片耳失聴」の場合においては効果を感じられないかもしれません。

多くの補聴器店では数週間ほど無料でレンタルすることができるので、一度試してみるのも良いでしょう!

合わせて読みたい⇒【初心者】補聴器の選び方と購入の流れ!お店選びの5つのポイント

コメント

  1. […] 参考⇒【片耳難聴 音の方向性と距離感】聴覚障害者の困りごととは? […]

  2. […] 詳しくはこちら⇒【音の方向性や距離感が分からない!】片耳難聴者の困りごと! […]

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