【片耳難聴と障害者手帳】取得できない3つの理由とは?

どうも難聴ブロガーのなんちです(*^-^*)

今回は「片耳難聴」では障がい者手帳を取得できない理由についてご紹介します!

結論から言うと理由は3点あります。※個人的な見解です。

1.日常生活に大きな支障をきたすことはない

2.財源面での問題

3.手帳効果が薄くなる

それぞれについて解説する前に、日本の聴覚における障がい者手帳取得の基準についてざっくりと説明いたします。

聴覚における身体障がい者程度等級表

厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/0000172197.pdf

「片耳難聴」である場合は、聞こえの悪い耳の聴力が90デシベル以上そしてもう片方の耳の聴力が50デシベル以上であれば、6級を取得するすることができます。もしくは語音明瞭度が50%以下であれば4級に該当する可能性もあります。

逆をいえば「片耳難聴」であったとしても、もう片方の耳の聴力が正常であれば障がい者手帳を取得することはできないということです。では一体なぜでしょうか?

1.日常生活に大きな支障はないから

いやいや。。。それは「おかしいだろぉ」と言いたくなる気持ち分かります。

「片耳難聴」って周囲からなかなか理解が得られず、日常生活や仕事において困ることが多いですよね。

「希望する席位置の確保」「騒がしい場所での聞き取り」「大人数での会話」「音の方向感覚の特定」など日常生活のあらゆる場面で神経を使うため疲労度も増します。

その一方で「見た目」では分かりづらいこと、また多くの「片耳難聴者」が健聴者と共に仕事をしていることなどから、日本ではあまり問題視されていないのが現状です。

また人によっては、「片耳難聴」であることを全く気にしていないという人も一定数います。

しかしながら世間一般的には「片耳難聴」が深刻な病気や障がいとは捉えられていないということです。日常生活における多少の不自由さは感じても、大きな支障をきたすほどではないと解釈されていることが大きな原因でしょう。

2.財源面での問題

世界では約5億人もの難聴者(聴こえの悪い人)がいると言われています。そして我が国日本の推定難聴者数は約1千万人程度とされ、その中で聴覚障がい者(手帳取得者)は約36万人です。

もちろん難聴と一言で言っても、日常会話が少し聞き取りにくいような軽度の難聴から、会話が極めて困難で筆談や手話を用いてコミュニケーションを図る重度の難聴まで様々です。

もし仮に手帳取得の基準を下げ、1千万人のうち5百万人が手帳を取得し、医療費や補聴器等の補助金として毎年10万円程度が支払われるとすれば、年間で約5千億円が必要となります。※実際は10万以上かかると思います。

聴覚における障がい者手帳取得の基準を下げるだけでは不平等であるため、「視覚障がい」「肢体不自由」なども同様に下げる必要がでてきます。

もしこれが実現するなら消費税の増税・NHK受信料・公共交通機関・タクシー・映画館などの利用料金の値上げなどを検討せざるを得なくなるでしょう。

3.手帳の効果が薄くなる

2でもお伝えしたように聴覚のみならず、他の身体における障がい者手帳取得の基準も下げることで、日本では数千万人が「障がい者」に該当することになるでしょう。

現在、何らかの障がいを有している人は国民の7.4%です。しかしこの数値が増えれば増えるほど「障がい者手帳」の意味合いも大きく変わってきます。

障がい者手帳を用いての就職活動・その他、公共交通機関等の各種割引などのサービスなどの内容も変わってくることでしょう。


以上が「片耳難聴」では障がい者手帳が取得できない理由です。

仮に手帳取得の基準を下げ、「障がい者認定」されたとしても「片耳難聴」が引き起こす問題が完璧に解決することはありません。

障がい者手帳を持っていることで、対面する相手が「難聴」を理解してくれるかと言うとそれは別問題になりますから。

大切なのは「難聴」などの病気や障がいに対する思いやりづくりです。

高齢者人口の増加に伴い、2050年には世界で約9億人が聴覚障がいに苦しむことになると予想されています。

「難聴」の疑似体験等を通して「障がい」について学ぶ機会を増やしたり、テレビやSNSなどの媒体を用いて「片耳難聴」の特徴を広く知ってもらうことが解決への第一歩だと思います。




最後になんちの一言!

今回は「片耳難聴」では障がい者手帳が取得できない理由について述べました。いかがだったでしょうか?

私も十数年「片耳難聴者」として生きてきたので、何度も「手帳があればなぁぁ」という考え方をしてきました。医療費や補聴器等の助成金があれば少しは楽になるのかなとも思っていました。

しかし厳しいのが現状です。「片耳難聴」を世の中に広く知ってもらえるために、どんどん情報を発信していきましょう!

それでは次回またお会いしましょう!
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